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2006/10/20 (金)

[]Technology preview for Transparent Paravirtualization Technology preview for Transparent Paravirtualization - Hatena::Group::Virtualization::takaochan を含むブックマーク はてなブックマーク - Technology preview for Transparent Paravirtualization - Hatena::Group::Virtualization::takaochan

最終的にはある程度までの処理をハードウェアにまかせるパラバーチャリゼーションが主流になるとは思うが、そこまでの道のりは平坦ではなさそう。まずはOSの垣根を越えた標準仕様が定められる必要があるし、それなりの信頼性が求められる。さらにはこのあたりは仮想化ソフト差別化ポイントであるだけに、各社の駆け引きを調整することは非常に難しいだろう。

このあたりはハードウェアからOSまでを1つのベンダーが提供しているUNIX機などと大きく事情が異なる点といえる。

VMware社は2006年9月,新しい仮想化ソフトプレビュー版「Technology Preview for Transparent Paravirtualization」を公開した。これは同社初の「パラ・バーチャライゼーション」対応の仮想化ソフトである。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061020/251296/?ST=oss

パラ・バーチャライゼーションでは,フル・バーチャライゼーションとは異なり,ハードウエアのエミュレートは行われない。このため,仮想化ソフトオーバーヘッドが少なくなる。VMware Playerでは一般に20%から30%程度のオーバーヘッドが生じるが,Xenのパラ・バーチャライゼーションでは通常10%以下と少ない。

バイナリトランスレーションなど、「元々複数OSを稼動させることを想定していない」x86アーキテクチャ上で複数の仮想マシンを動作させるには少々難しい処理が必要だった。ハードOSが一体化して提供されるUNIXであれば、OS側をハード仕様に合わせて変更することはそれほど難しいことではなかったが、様々なハード、様々なOS存在するx86ではこの壁を乗り越えることはそう簡単ではない。

ただし,パラ・バーチャライゼーションには,ハードウエアのエミュレーションを実行しない代償として,ゲストOSに手を入れる(ゲストOSとして使えるように改造する)必要がある。このため,Xenのパラ・バーチャライゼーションでは,LinuxをはじめとするオープンソースOS以外は利用しにくい。

CPUが仮想化支援機能を持つようになって多少は標準化が進んだとはいえ、まだまだ道のりは険しい。

OSに手を入れるとしても、「どの仮想化技術に対応するように手を入れるのか」という争いに現時点では決着がつけられていない。

VMwareがTechnology Preview版として発表したこの"Transparenet Paravirtualization"も、仕組みや動作としてはXenとほぼ同様のようだ。

VHD陣営vsVMX陣営という構図はまだしばらく続きそうだが、x86の仮想化は道険しくとも一歩一歩前進していくだろう。