2006/09/21 (木)
■ [VMware][Dell]Dellの仮想化ソリューション

pointの整理はid:ozatがhttp://d.hatena.ne.jp/ozat/20060920/1158685820でやっている(と逆襲してみたりして)けど。
EMCストレージのOEM提供やサーバーへのインテルプロセッサの搭載、ISVとのアライアンス、さらには実装部隊として「DPS(デル・プロフェッショナル・サービス)」を組織することで、『業界標準のコンポーネントによって、システムの性能やサービスを向上しながらコストを下げたい』というユーザーからの要求に応えられるITインフラの提供を目指しているという。
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/topic/2006/09/20/8678.html
DPSがどれだけの導入サービスを提供できるのかはわからないけれども、たしかに今サーバの導入サービスに手を出すのであれば仮想化のラインナップはそろえておかないと勝負に参加することが難しいのかもしれません。
DPSでは、業界標準コンポーネントを組み合わせてシステム構築する際のシステム構成検証、性能検証、可用性検証、テンプレート化、パッケージ化、トレーニングをすべて事前に行うことで、トータルソリューションとしての標準化の実現をサポートしている。
いい意味で捉えればトータルソリューション、うがった見方をすれば出来合いソリューションという気がしますが、仮想化の場合詳細な要件まで定まっていない状態で導入する場合が多いでしょうから、大盛り・並盛り・すくなめとかでいくつかのパッケージソリューションを作っておくことは1つの方法であるとは思います。でもそれをプロフェッショナル・サービスで提供されてもなぁ…。
ま、なにはともあれUNIXサーバやエンタープライズSANストレージなどの仮想化技術を持たないDellとして、「デファクトスタンダードを組み合わせた仮想化」は唯一の道ではあります。
#(9/21追記)
デルが仮想化に本腰を入れるのは、サーバーの高スペック化が進んでいるため。「デュアルコアのCPUと32ギガバイトのメモリーを搭載できる高さ1Uのラックマウント型IAサーバーは、すでにユーザーが求めるスペックを超えている」(デルエンタープライズマーケティング本部ソリューション&アライアンスグループの布谷恒和マネージャー)。業務アプリケーションを一つ動作させるだけでは余剰リソースが発生するため、仮想化ソフトを利用することで、この余剰リソースを無駄なく使おうというのが、デルの主張だ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060920/248574/
おいこら。サーバ屋がそんなこというなや。
■ [Mandriva]Mandriva Corporate Server 4.0

Mandriva Corporate Server 4.0は、Linuxカーネル2.6.12を採用、Xen 3.0とOpen VZの2種類の仮想化ソフトウェアを収録。サーバ用途に必須の機能として、OpenLDAP 2.3やMySQL 5.0、PostgreSQL 8.1にApachae 2.2を収録したほか、OracleやWebsphere、DB2などeビジネス環境構築に用いられるソフトウェアもサポートしている。
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/09/20/341.html
もはやLinuxディストリビューションは仮想化ソフトウェアを搭載するのが当たり前になってきましたね。
XenとOpenVZは毛色の違う仮想化方法ですので、どちらにも対応させたいという考えが見えます。