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2006/09/03 (日)

[]ストレージの仮想化 ストレージの仮想化 - Hatena::Group::Virtualization::takaochan を含むブックマーク はてなブックマーク - ストレージの仮想化 - Hatena::Group::Virtualization::takaochan

最近サーバの仮想化ばかり扱っていたのでたまには。

ストレージの仮想化とは、基本的には複数のストレージ装置をまたいであたかも単一のストレージ装置があるようにみせることといえます。これによって既存のストレージ装置の容量が不足した際の拡張や、場合によっては異機種のストレージ装置を組み合わせた利用も可能になります。

ストレージ仮想化製品はさまざまな方法で分類できますが、ここでは「ブロックレベル」の仮想化と「ファイルレベル」の仮想化に分けて説明します。

http://www.atmarkit.co.jp/im/cop/serial/storkey/01/01.html

ストレージの仮想化というのはサーバの仮想化以上にわかりづらい部分もあるが、その基本はSAN(Storage Area Network)を用いたサーバストレージの分離にある。

ただし、SANを用いてサーバストレージの分離を行っても"ストレージの効率利用"は実現できるが、仮想化にはならない。ストレージの仮想化を実現するためにはもう一歩進む必要がある。

ブロックレベルの仮想化製品では、例えば仮想化専用装置がサーバディスクドライブとの間に介在し、実際のボリュームとは異なる仮想的なボリュームをコンピュータに対して見せる仕組みになっています。この場合、仮想化専用装置において、複数のストレージ装置にまたがって単一のボリュームを構成することができます。その裏では、仮想化専用装置上の仮想的なボリュームと、ストレージ装置上の実際のボリュームとの間でデータの位置についての関連付けを行うための「マッピング・テーブル」が作成されていて、物理的なデータの位置情報と、コンピュータに見せる仮想的なデータの位置情報との間の翻訳を行います。

ストレージの仮想化を実現する1つ目の方法はブロックレベルの仮想化。発想としてはファイルシステムにおけるLVMと同じような発想といえるだろう。物理的なストレージサーバ認識するストレージを分離することによって実際のデータ配置を"仮想化"することができる。

たとえばサーバから100GBの領域として認識されているストレージが、実際にはストレージ装置Aの70GBの領域とストレージ装置Bの30GBの領域から構成されているという状態をつくることができる。製品によっては、稼働状態のままで実際のストレージ配置をストレージ装置Aからストレージ装置Bに移動させてしまうこともできたりする。

ストレージを統合するがためにそのメンテナンスが多くのサーバに影響を与えることになるSANのデメリットをカバーする1つの方法といえるかもしれない。

[製品例]

  • IBM TotalStorage SAN Volume Controller(SVC)
  • EMC Invista
  • Fujitsu ETERNUS VS900
  • Hitachi SANRISE Universal Storage Platform
  • HP StorageWorks Storage Virtualization System(SVS)

ファイルレベルの仮想化は、「ファイルシステムの仮想化」といい換えることができます。先ほどのブロックレベルの仮想化とは異なり、複数のサーバが、場合によっては異なるOSを用いていたとしても、同一のファイルシステムを介して単一のボリュームを共用することができます。複数のファイルシステムを単一のものとして管理するには、こうした製品が、「グローバルネームスペース」あるいは「グローバルファイルシステム」と呼ばれる、より構造的なファイルの管理機能(名前空間)を備えている必要があります。

ファイルレベルの仮想化は要はSANと特殊なファイルシステムを併用することによってサーバを超えたストレージの仮想化を実現しようという製品。

複数のサーバOSの種類を超えたストレージ領域の共有を実現することができるので、使い方によっては単なる仮想化を超えた使い方もできるかもしれない。

[製品例]

  • IBM TotalStorage SAN File System(SFS)
  • EMC Rainfinity Global File Virtualization